内臓脂肪が溜まるとなぜ血糖値が上がっていくのでしょうか
糖尿病は、遺伝や生活習慣が原因といわれていますが、内臓脂肪の蓄積も糖尿病の原因になることがわかっています。糖の原料となるのは、脂肪細胞が分解されてできた「グリセロール」です。グリセロールは、肝臓で糖に作り変えられ、血液中に送られます。
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●内臓脂肪が糖を増やし、アディポネクチンを減らす
ここでインスリンが登場して、血液中の糖は、筋肉などの全身の組織に取り入れられ、本来エネルギーとして使われます。糖尿病になると、インスリンの分泌が低下したり、その働きが悪くなることで、糖が十分に利用されずに、血液中に増えてしまった状態になるのです。
そのインスリンの働きを活性化しているのが、脂肪細胞から分泌されるアディポサイトカインの1種である「アディポネクチン」という物質なのです。「アディポネクチン」は、インスリンというホルモンを元気にして、筋肉などに糖を取り入れさせて、血液中の糖の量を一定に保っています。
内臓脂肪が過剰に蓄積されると、肝臓に送られるグリセロールが増え、糖が多くなってきます。そして、その一方で、アディポネクチンの分泌が低下して、インスリンの元気がなくなり、糖をうまく処理できなくなります。
この状態を「インスリン抵抗性」と呼んでいます。ただでさえ、糖が増えているのに、エネルギーとして利用されないため、糖が血液中で余ってしまい、血糖値が上がってくるのです。
□健康な人の場合の糖の流れ
1)脂肪細胞から、糖の原料となる「グリセロール」が肝臓に送られる。肝臓で作られた糖は、血液中に出て行く
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2)脂肪から、アディポネクチンが作られる。このアディポネクチンが、インスリンを元気にする。
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3)インスリンの働きによって、血液中の糖は筋肉などに取り込まれ、エネルギーとして使われる。
□内臓脂肪がたまっている人の場合の糖の流れ
1)過剰にたまった脂肪細胞から、大量のグリセロールが肝臓へと送り込まれ、その結果肝臓で作られる糖の量も増える。
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2)過剰な内臓脂肪の蓄積によって、脂肪からのアディポネクチンの分泌が減る。その結果、インスリンの元気がなくなる。
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3)インスリンの働きが低下して、筋肉で糖を十分に取り込めなくなる。大量の糖をエネルギーとして消費することができなくなり、糖が血液中にたまって血糖値が上がってしまう。
【スポンサードリンク】2006年10月28日 19:53


