糖尿病が怖いのは、血管にダメージを与える合併症にある
高血糖の状態が長く続くと、全身の血管や神経に障害が生じ、さまざまな合併症が起こります。合併症は、「細い血管が障害される」場合と「太い血管が障害される場合」の2種類があります。いずれも命にかかわる、または重い後遺症の残る深刻な合併症なのです。
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●細い血管が障害される
1)糖尿病性網膜症
眼底にある網膜の血管が障害され、視力が低下する病気です。進行すると失明する場合があり、現在の日本での失明原因の1位になっています。また、白内障になる人も多い。
2)糖尿病性腎症
毛細血管が集まる腎臓の糸球体というところに異常が発生し、ろ過機能が低下して尿にタンパクが出ます。悪化すると人工透析が必要になったり、腎不全を起こすこともあります。
3)糖尿病性神経障害
末梢血管に異常が起こり、足の先や手先のしびれや痛みが起きます。やけど・けがの痛みに気づかない場合もあります。立ちくらみや胃腸障害、排尿障害、発汗異常などの自律神経の障害も起きます。
以上が糖尿病特有の症状で、糖尿病の「三大合併症」といわれています。
●太い血管が障害される
1)閉塞性動脈硬化症
ひざや太ももなどの血管で動脈硬化が起こり、血流が悪くなる病気です。足の冷えやしびれなどから始まり、痛みのため歩くことが困難になる。進行すると足に潰瘍や壊死(えし:体の組織や細胞が局部的に死ぬこと)の症状が現れる。
2)虚血性心疾患
心臓に血液を送る太い冠動脈が詰まり、狭心症や心筋梗塞を引き起こすことです。糖尿病になると胸の痛身をかんじない場合があり、気づいた時には重症化している場合があります。
3)脳梗塞
脳の動脈が狭くなり、血栓、脂肪などが血管に詰まる「脳梗塞」や弱った動脈から出血する「出血性脳梗塞」が起こります。何度も発作を起こすと後遺症として麻痺や認知症になることも多い。
以上が動脈硬化が進行して起こる合併症です。
●その他
最近やウィルスに対する抵抗性が弱くなり、肺炎や膀胱炎などの感染症にかかりやすくなります。また、極度にインスリンが不足すると、血糖値が高くなりすぎて昏睡状態になる場合もあります。以下は、臓器別の主な合併症です。あまりに多岐にわたるので驚かされてしまいます。
・脳:動脈硬化・脳梗塞・糖尿病性昏睡
・呼吸器:感染症・かぜ・肺炎・肺結核
・腎臓:糖尿病性腎症・尿毒症
・神経:糖尿病性神経障害
・足:水虫・壊疽(感染により腐敗すること)
・目:糖尿病性網膜症・白内障・緑内障
・心臓:動脈硬化・心筋梗塞・狭心症・高血圧
・皮膚:皮膚病・感染症
・泌尿器:膀胱炎・排尿障害・勃起障害
【スポンサードリンク】2006年10月28日 18:29


