高血糖と内臓脂肪

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  • 内臓脂肪は血糖値を上げ、糖尿病や耐糖能異常を引き起こす

    厚生労働省が、平成14年に発表した糖尿病の調査によると、糖尿病の患者さんの数は約740万人で、予備軍は約880万人、合計で1620万人に上ると報告しています。成人の6人に1人、男性の限れば、50代で約25%、60代では31%にもなるといわれています。糖尿病は、遺伝や生活習慣が原因といわれていますが、内臓脂肪の蓄積も糖尿病の原因になることがわかっています。

  • 糖尿病は、健康診断の血液検査や尿検査で容易に見つかる

    糖尿病は、通常会社の健康診断などでの血液検査や尿検査で、まず発見されます。血液検査で血糖値が高い場合や、尿検査で尿に糖が出ている(尿糖陽性)場合には、糖尿病の可能性が疑われるので、「要再検査」となり、次の精密検査を受けることになります。

  • 血糖値は、食後に高くなりますが、すぐに下がってきます

    ブドウ糖は、全身のエネルギー源として重要な物質であることはご存知の通りです。したがって、ブドウ糖が不足すると、いわゆる「ガス欠」の状態になります。逆にブドウ糖が増えすぎると、糖尿病や耐糖能異常を引き起こす可能性が高くなります。不足しても、過剰でもいけないわけで、私たちの体は、血糖値を一定に保つシステムが備わっているわけです。

  • 糖尿病が怖いのは、血管にダメージを与える合併症にある

    高血糖の状態が長く続くと、全身の血管や神経に障害が生じ、さまざまな合併症が起こります。合併症は、「細い血管が障害される」場合と「太い血管が障害される場合」の2種類があります。いずれも命にかかわる、または重い後遺症の残る深刻な合併症なのです。

  • インスリンとは血糖値を下げてくれる唯一の大切なホルモン

    私たちの体内の血糖値は、インスリンとインスリン拮抗ホルモン(アドレナリンやグルカゴンなど多くのホルモン)で、高くも低くもならないよう調節されています。しかしながら、唯一体内で血糖値を下げることのできるホルモンはインスリンだけなのです。

  • 内臓脂肪が溜まるとなぜ血糖値が上がっていくのでしょうか

    糖尿病は、遺伝や生活習慣が原因といわれていますが、内臓脂肪の蓄積も糖尿病の原因になることがわかっています。糖の原料となるのは、脂肪細胞が分解されてできた「グリセロール」です。グリセロールは、肝臓で糖に作り変えられ、血液中に送られます。

  • 日本糖尿病学会が「空腹時血糖値」の基準引き下げを見直し?

    日本糖尿病学会は、生活習慣の改善が必要な「糖尿病予備群」の診断基準の見直しをするとの報道がありました。現在日本では、空腹時血糖値(血液1dl当たりのブドウ糖量)110mg以上などを予備軍の基準値としています。ところが、世界を見渡すと近年「空腹時血糖値100mg以上」に引き下げて、糖尿病予備軍の対象を拡大し、早期に治療を開始したいとする動きが広がっているということです。