コレステロールや中性脂肪は、本当は悪者ではありません
コレステロールや中性脂肪はとかく悪者にされがちですが、実はとても重要な役割を担っています。コレステロールや中性脂肪はどちらも脂質ですが、私たちの体の中では、役割が違うのです。私たちは、コレステロールや中性脂肪がなければ、生きていけないのです。
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●コレステロールの役割
コレステロールは、細胞の細胞膜やさまざまなホルモンの原料になっていて、生命を維持するためには欠かせない成分です。食べたものを消化して、吸収するために必要な胆汁の原料でもあります。
コレステロールが少ないと、血管などの細胞がもろくなり、脳出血などが起こりやすくなります。逆にコレステロールが過剰になると、こんどは動脈硬化を引き起こしやすくなります。したがって、コレステロールは、少なくても多くても、問題が発生するということになるのです。
コレステロールは、体内でも作られていて、何度も再利用されています。コレステロールと結合しているタンパク質の違いにより、HDLコレステロールやLDLコレステロールに分けられています。
蛇足ですが、今話題のコエンザイムQ10の作られる経路は、途中までコレステロールとまったく同じです。したがって、コレステロールを抑える薬を服用すると、コエンザイムQ10も一気に減少してしまうことが知られています。
●中性脂肪の役割
中性脂肪は、脂肪細胞に蓄積されて、必要に応じてエネルギー源として活用されます。いわゆる貯蔵用のエネルギーです。そのほかにも、体温を一定に保つ役割や臓器を外部の衝撃から守る役割も担っています。但し、皆さんがご存知のように過剰になると、肥満を引き起こします。
私たちが運動する時に、最初にエネルギーとして使用されるのは、糖質ですが、その糖質が不足すると、貯蔵用のエネルギーである中性脂肪が使われることになるのです。「中性脂肪を減らすためには、有酸素運動を30分以上続けましょう」というのは、こういった理由からなのです。
2006年11月03日 18:01


