女性は高血圧になりにくい?女性特有のホルモンに秘密が
一般的に、女性の血圧は上下とも、同年齢の男性に比べて10〜30mmHgほど、低い傾向にあります。なぜでしょうか?女性には、女性特有のホルモンであるプロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)の2つがあり、このホルモンが鍵を握っているようです。
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●閉経後の疾患発現率は、なんと閉経前の約2倍!
プロゲステロンは主に妊娠の準備のために働くホルモンです。エストロゲンは生理がある間、豊富に分泌されるホルモンで、女性らしい体型を作るとともに、女性の体をさまざまな形で守る働きをしています。エストロゲンの第一の働きは、骨からのカルシウムの流出を調整して、骨を正常に保つ働きがあります。そして第二の働きは、コラーゲンの生成を促すことです。
そしてもうひとつ、なんといっても一番大切な働きは、肝臓の酵素に働きかけて血液中のLDLコレステロールが増えすぎないように抑え、しかも肝臓でのHDLコレステロールの合成を促すことなのです。
女性は、このエストロゲンの働きで男性よりも動脈硬化性疾患の発現が15年〜20年も遅れて起こるといわれているのです。女性の動脈は、生理のあるうちはエストロゲンの働きで、男性とは比べ物にならないほど若々しく、加齢による動脈硬化も軽いのです。
●閉経前後に女性のからだは一変
ところが閉経すると、エストロゲンの分泌量が激減するため、LDLコレステロールや中性脂肪が男性よりも高くなっていくのです。だから女性は「おばあちゃん」にならないと狭心症や心筋梗塞・脳梗塞という疾患に無縁なイメージがあるのです。ところが閉経後の、これらの疾患の発現率は、なんと閉経前の約2倍にもなることがわかっているのです。高血圧に関しても同様です。
あとは妊娠した時に、妊娠中毒症による高血圧がみられる場合があります。特に、腎臓疾患のある妊婦さんは、高血圧になりやすい傾向があります。但し、その場合は、高血圧だけではなく、同時にむくみやタンパク尿もみられます。また、経口避妊薬、いわゆるピルを服用している場合も、血圧は高くなる傾向にあります。
2006年09月24日 17:42


