小児メタボリックシンドローム いよいよ診断基準決定!

2007年3月に第一報がありましたが、6〜15歳を対象とする「メタボリックシンドローム」の診断基準がいよいよ決まったようです。予備軍も含めると中高年男性の半数があてはまるとされるこの症候群ですが、厚生労働省の調べでは、小中学生でも肥満児なら5〜20%はあてはまる可能性があるという、恐ろしい見解を出しています。

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肥満児の5〜20%、「予備軍」はなんと70〜80%にも!


メタボリックシンドロームは動脈硬化を招きやすく、基準としてはウエストのサイズがもっとも重視されます。厚生労働省によると、小児の場合、腹囲が「82.5cm」以上を境目に、さまざまな検査値の異常が増えることが確認されています。したがって、小児メタボリックシンドロームの腹囲の暫定的な診断基準値は、男女ともに、80cm以上とすることが検討され、決定いたしました。


そのうえで、以下のような血圧、空腹時血糖値、高脂血症の3項目のうち2項目以上にあてはまった子を「小児メタボリックシンドローム」としました。


【高血圧】

□収縮期血圧(いわゆる“上”):125mgHg以上(成人は130mmHg以上)
  または
  拡張期血圧(いわゆる“下”):70mgHg以上(成人は85mmHg以上)


【高血糖】

□空腹時血糖値:100mg/dL以上(成人は110 mg/dL以上)


【高脂血症】

□脂質
  ・中性脂肪(TG)値:120mg/dL以上(成人は150mg/dL以上
  ・HDLコレステロール値:40 mg/dL未満(成人も40 mg/dL未満)
  両方に当てはまるのはもちろん、どちらか片方でもダメ


また、ウエストを身長で割った数値が0.5以上を「黄信号」とし、これに該当する子供や、ウエスト80cm以上だが上記3項目には当てはまらない子供も「予備軍」とすることにしました。


この基準を用いて、肥満児(身長と体重から換算する肥満度が20%以上の子供)と、肥満児も含めた一般の子供を数百人ずつ調べたところ、病院や地域などにより肥満児の5〜20%、一般の子の0.5〜3%がメタボリックシンドロームと診断されました。


そして、なんと「予備軍」は肥満児の70〜80%!、一般の子供の7〜8%を占めていたといいます。


厚生労働省では、2007年4月から、この基準であてはまる子供の正確な割合や、生活習慣の指導効果などを本格的に調査するといいます。


あなたのお子さんは大丈夫でしょうか。厚生労働省では、動物性脂肪の多い食事、いつでも買い食いできる環境、不規則な食事、運動不足を原因にあげて、国民に警鐘を鳴らしています。


【参考記事】
小児メタボリックシンドローム 腹囲の基準は80cm以上?
2012年までにメタボリックシンドローム200万人減計画?
腹囲の正しい測り方
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2007年04月04日 12:19