ライオンが「ラクトフェリン」による内臓脂肪の低減効果を確認
世界で始めて! ライオンは大学と共同で、牛乳・母乳などに含まれる多機能性タンパク質「ラクトフェリン」が、人間の内臓脂肪低減に有効であることを、人間での実験で確認しました。メタボリックシンドロームにおける、脂質異常、高血糖、高血圧などの共通原因は「内臓脂肪の蓄積」で、内臓脂肪減少により、生活習慣病の予防が期待できるのです。
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●2ヶ月で内臓脂肪面積が40%も減少した例も
ラクトフェリンとは、多くの哺乳動物の母乳に含まれていて、人間の母乳、特に出産後数日の間に多く分泌される「初乳」に最も多く含まれているたんぱく質の一種といわれています。外部から進入してくる細菌やウイルスからの攻撃を防御する物質と考えられています。また、最近では整腸作用(腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌の増殖を助ける)や免疫賦活、大腸がん予防などの効果があるのではと注目されています。
ライオンは、歯周病と全身との関係について研究をする中で、「ラクトフェリン」が、歯周病の進行抑制に加え、脂質異常の改善に有効であることを、動物実験ですでに解明していました。
今回の実験では、35 歳〜60 歳の成人12 名(男性8名、女性4名)に、「ラクトフェリン」を、1日あたり300mgを2ヵ月間にわたり摂取してもらいました。実験期間中のウエストサイズとCT撮影による内臓脂肪面積の変化を測定したというものです。
ラクトフェリンの効果を明確にするために、参加者には食事制限や運動はさせなかったということなので、実験としての信憑性は高いものがあります。
その結果、2ヵ月後の参加者12 名の平均値として、腹部CT断面の内臓脂肪面積で22%減少、ウエストサイズで4%減少と、明らかな内臓脂肪の低減効果を確認しました。
特に、効果が大きかった参加者では、内臓脂肪面積で40%も!の減少がみられたといいます。
ラクトフェリンが、内臓脂肪のどの部分に、どう作用したのかの解明はこれからだとしても、メタボリックシンドロームを心配する中高年には朗報になりそうです。
【参考記事】
メタボリックシンドロームとは?
心臓病の危険性は健康人の30倍以上?
内臓脂肪は脳卒中の危険度も最大5.3倍
40歳以上男性、5割が内臓脂肪に危険信号
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2007年03月21日 09:51


