脳梗塞になりやすい特別な遺伝子の存在が発覚?
脳梗塞の発病率を、左右する遺伝子があることを、九大と東大などの研究チームが突き止めて発表しました。脳梗塞に特別な遺伝子が関係していることを、大人数の調査で証明されたのは、世界で初めてだといいます。動脈硬化に深くかかわるタンパク質を作るこの遺伝子を、事前に予測することができれば、脳梗塞の診断や治療、ひいては予防に生かすことができるのではないでしょうか。
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●年間30万人にのぼる脳梗塞の患者さんを救えるか?
今回の調査では、日本人の脳梗塞の患者さんと健康な人を、約1100人ずつ選び、両者の遺伝子情報の違いを比較検討しています。
その比較によると、脳梗塞の患者さんは、健康な人と比較して「プロテインキナーゼCエータ」と呼ばれるたんぱく質を作る遺伝子の特定の部分が、1〜2個置き換わっている人が多いことがわかったといいます。そして、その結果を確かめるために1642人を14年間も追跡した、ほかの著名な研究データも調べました。
そしてその結果、2個の特定部分が、両方とも置き換わっていた人は、脳梗塞の発病率が、そうでない人より、なんと約2・8倍も高まることが判明したそうです。
このたんぱく質は、動脈硬化の発症や進行に深くかかわっていると見られています。いま国内で脳梗塞を発病する人は、年間に約30万人に達するといわれています。今回のこの研究により脳梗塞を遺伝子レベルで、事前に予測することができれば、脳梗塞の診断や治療、ひいては予防に生かすことができるのではないでしょうか。
2007年01月14日 12:04


