清涼飲料水は異常な砂糖の量を含有する危険な飲物?
メタボリックシンドロームから脱出するために、毎日の食事を工夫したり、ウォーキングなどの運動を始めたりしている人たちが最近増えてきています。ところが朝起きてから、寝るまでの間に行う「水分補給」に関して、無関心な人が意外に多いのには驚かされます。食事からの糖質や脂肪の摂取を控えて、片方ではジュースや缶コーヒーを1日何本もがぶ飲みしていては、本末転倒といわざるを得ません。
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●砂糖は中性脂肪にすぐに変化し、急激に血糖値を上昇させて危険
リンゴやオレンジなどの100%果汁のジュースでさえも、250ml缶1本で砂糖にして小さじ約7杯分(35g)の糖分が含まれています(カロリーは40-50kcal)。ビジネスパーソンの必需品の缶コーヒーは、通常タイプのもので約9杯分(45g)、低糖タイプのものでも約3杯分(15g)の砂糖が含まれています(カロリーは40kcal前後)。
また、いわゆるスポーツドリンクの砂糖の量も半端ではありません。例えば、あのポカ○スエット(500ml)でさえ1本に糖分が34gも入っています。他のスポーツドリンク・炭酸飲料も、5-10%の糖分が入っていて、500ml飲めば、25-50gの糖分を摂ることになるのです。
これらの清涼飲料水に使用されるのは、ほとんどが「ショ糖」といわれるもので、いわゆる「砂糖」です。ショ糖とは、ブドウ糖と果糖という単糖類が結合した二糖類といわれる糖質です。単糖類は、私たちの体の消化酵素では、それ以上分割できない最小単位の糖質です。
単糖類や二糖類は、体内での吸収が早く、肝臓で脂質といっしょになって中性脂肪に変化しやすいうえに、急速に血糖値を上昇させてしまうのです。
特に、糖尿病予備軍の人は、健康な人に比べて、糖分摂取で血糖値が上がりやすいうえ、脱水で血液が濃くなっていれば、高血糖を修復しにくいといわれています。その場合、血糖値が一気にはね上がって、糖尿病状態を引き起こし、危険な状態になることも考えられます。
余談になりますが、私は特に注意しなくてはならないのが子供達の場合だと思っています。子どもの1日の糖分必要量は20gです。さきほどのポカ○スエット(500ml)は、1本に糖分が34gですので、それだけで14gも多く取ることになってしまいます。
また、日本のメーカー団体が、勝手に決めている「カロリーオフ」、「カロリーゼロ」という表示にも要注意です。これはエネルギーが少ないことを強調する表示であってカロリーが無いということではないのです。
”カロリーオフ”の表示は、清涼飲料水の場合、飲用に供する食品100ml当りのエネルギーが20kcal以下の場合に表示できます。また、”カロリー無”、”カロリーゼロ”、などの表示は飲用に供する食品100ml当りのエネルギーが5kcal未満の場合にできる表示です。言葉のイメージだけで判断するのは危険ということです。
水分補給は、言葉の通り「水」で行うのが一番です。もし、どうしても「そうはいっても、急にはやめられない!」というのであれば、清涼飲料水を水で薄めて飲むなど、徐々に水に移行していくような工夫をしましょう。またせめて、これからの子供たちには、幼少の時から清涼飲料水の味を覚えさせるのではなく、水をおいしく飲む習慣をつけさせたいものですね。
2007年01月14日 16:21


