牛と豚肉の食べ過ぎに注意、大腸がんリスク上昇

牛や豚の肉を多く食べる女性は、あまり食べない女性より、大腸がんの一つである結腸がんの危険性が40%以上高くなる・・・との研究結果を国立がん研究センター(*)が公表しました。お肉の好きな人には、耳の痛いニュースになりそうです。

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女性発症48%増、男性発症44%増


あくまで食べ過ぎには要注意ということ



牛や豚などの赤肉を食べると、大腸がんのリスクが上がることは、「世界がん研究基金」と「米がん研究協会」がすでに報告していましたが、今回の大規模な調査で日本についても裏付けられた結果となりました。


今回の研究では、岩手や長野、茨城、沖縄など9県在住で1990年代後半に45〜74歳だった男女約8万人を2006年までの10年間に及び追跡調査をしました。


食事習慣の調査から1日の肉類摂取量を算出し、摂取量に応じて5つのグループに分けて、がんとの関係を調べ、調査期間中に1,145人が大腸がんになりました。(結腸がん788人、直腸がん357人)


その結果、女性では・・・

牛肉や豚肉を1日に調理前の重量で約80g以上と最も多く食べるグループは、25g未満と最も少ないグループより、結腸がんの発生リスクが48%も高かったといいます。


一方、男性では・・・

牛肉・豚肉・鶏肉も加えた肉類の総摂取量が1日約100g以上と最も多いグループで、35g未満と最も少ないグループより、結腸がんの発生リスクが44%も高くなったといいます。(但し、総量の85%を占める牛肉と豚肉だけでは摂取量とリスク上昇の関係ははっきりと表れなかったといいます)


研究グループでは、今回は摂取量の最も多いグループだけでリスクの上昇が見られたので、牛や豚の肉がすぐに危険だと考えないで、あくまで食べ過ぎに注意すればいいのではないかとしている。


*国立がん研究センター 予防研究部 笹月静室長らの研究グループ


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2011年12月04日 10:45