動脈硬化が急激に進行してしまう原因となる危険因子とは?

危険因子」という言葉を、良く耳にすることがあると思います。危険因子とは、危険な結果を成り立たせるもとになる要素や要因のことです。危険因子の中には、年齢や遺伝的な要因など、自分ではどうにもならないものもありますが、その多くは生活習慣の改善で回避することができるのです。

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メタボリックシンドロームの状態は、動脈硬化の進行を加速


危険因子のほとんどは生活習慣の改善で回避することができる


動脈硬化が進行すると、やがて心筋梗塞脳梗塞などになりかねません。このような動脈硬化が、原因の病気を総称して「動脈硬化性疾患」などと呼んでいます。過剰な内臓脂肪の蓄積や高脂血症、高血圧、高血糖などの危険因子が、重なったメタボリックシンドロームの状態は、動脈硬化の進行を加速して、動脈硬化性疾患の発症率を高めてしまうのです。ここでは、動脈硬化に絞って、その危険因子8項目を考えてみましょう。


《動脈硬化の主な危険因子》


1.肥満

いわずと知れた「内臓脂肪型肥満」が特に注意が必要です。高脂血症・高血圧・高血糖などを引き起こしやすくなり、動脈硬化の進行を早める最大要因です。肥満していては、絶対に長寿は無理なのです。


2.高血圧

血管に高い血圧がかかり続けると、血管壁が傷つき、動脈硬化が進行しやすくなります。また、血管の内壁が膨らんで、血管の内側が狭くなると、血圧が高くなるという悪循環になります。


3.高脂血症

血液中の脂質が増える高脂血症は、最も危険度の高い要因になります。総コレステロールが増え続ける高コレステロール血症や善玉コレステロールの減少する低HDLコレステロール血症、中性脂肪が増えすぎる高中性脂肪血症などは動脈硬化の直接的な原因になるのです。


4.糖尿病

食べ物で摂取したブドウ糖は、インスリンの働きが悪いと十分にエネルギーに変換されず、血液中に滞留します。血液中に過剰なブドウ糖があると、悪玉コレステロール(LDL)などが酸化しやすくなり動脈硬化の原因になります。


5.遺伝

親や親族に高脂血症、高血圧、糖尿病などの病気を持っている人がいると、残念ながら、同様の病気になる可能性が非常に高くなります。


6.ストレス

ストレスを感じると交感神経という神経が緊張状態になります。交感神経の緊張状態は、血圧の上昇・血小板機能の活発化(血栓ができやすくなる)・血液の粘度の向上などを引き起こし、動脈硬化の危険性が高まります。


7.運動不足

運動をしないと、食べ物で摂ったエネルギーは消費されずに、脂肪として蓄積していきます。年齢を重ねれば、基礎代謝量も低下して、少ししか食べてないのに太るという現象が起きてきます。繰り返しになりますが、肥満は高脂血症・高血圧・糖尿病を引き起こし、動脈硬化の危険性が高まります。


8.喫煙

喫煙は、悪玉コレステロール(LDL)や中性脂肪を増やし、善玉コレステロール(HDL)を低下させます。また、LDLは喫煙によって酸化されやすくなります。ご存知の通り、ニコチンは、血管を収縮させ、血圧を上昇させます。


【参考記事】
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2006年11月15日 18:13