動脈硬化とは、血管が弾力性を失って硬くなり、狭くなる状態
動脈硬化になってしまっても、これといった自覚症状が出ないために、ほとんどの人は放置してしまいます。しかし、動脈硬化が進行すると心筋梗塞や脳梗塞などの生命の危険を伴う病気につながるのです。動脈硬化は、「血管の老化現象」ともいえますが、その進行を遅らせ、病気を防ぐことは十分に可能なのです。
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●ひとたび硬化した血管は、もとには戻らない?
血管の内壁は本来、スムーズに血液が流れるように、なめらかで弾力性に富んでいます。しかし、高脂血症や肥満、遺伝的な体質、老化などにより、血管の内側のところどころが厚くなり、内腔が狭くなるため、血液の流れがとどこおるようになります。動脈硬化とは、血管にこのような変化が起きている状態のことです。動脈硬化にはおもに次の3パターンがあるといわれています。
1.粥状(アテローム)硬化
大動脈、脳動脈、冠動脈などの太い血管に起こる動脈硬化のパターンです。血管の内壁に、コレステロールなどが付着して隆起した部分(アテローム)ができることによって発症します。そのために、血管の内腔が狭くなり、血管の流れが妨げられます。アテロームは、時間がたつと、表面の内膜が硬くなり、血管は、弾力性がなくなって、もろくなってしまいます。動脈硬化のほとんどが、この粥状硬化のパターンです。
2.細動脈硬化
脳や腎臓などの非常に細い血管に動脈硬化が発症するパターンです。
3.中膜硬化
3層ある血管の真ん中の層を中膜といいます。中膜硬化とは、太い動脈の中膜が石灰化して動脈硬化を発症するパターンです。
一昔前までは、治らないと思われていた動脈硬化ですが、最近では高血圧や高脂血症の治療にともなって、動脈硬化も「治る」ということが、医学会などで次々に報告されています。食事に気をつけ、適度に運動し、生活習慣やライフスタイルを改め、必要ならばきちんと薬を飲んでいれば、動脈硬化は治すことができる時代になったのです。
【参考記事】
放置しやすいが動脈硬化を知らせてくれる身体のサイン
血管壁の構造と動脈硬化の起きた血管の状態とは?
動脈硬化が急激に進行してしまう原因となる危険因子とは?
自宅で毎日「動脈硬化」の度合いを簡単にチェックできる
2006年11月15日 17:58


