脂肪細胞は分裂して増加し、そして肥大化する

余った中性脂肪が、最終的に体内に蓄積される場所を脂肪細胞と呼んでいます。人間の脂肪細胞の数は、成人で250〜300億個ともいわれており、成人になっても、800〜1000億個を上限に増え続けます。かつては、その増えてしまった脂肪細胞の数は一生減ることはないといわれていましたが、最近では脂肪の蓄積が減少すれば、脂肪細胞は分裂をやめ、細胞数も減少することが明らかになりました。

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脂肪球が「中性脂肪」の正体


肥満は脂肪細胞の数も増やし、大きさも肥大化する


体内に入った脂肪は、小腸で消化・吸収され、再合成されてカイロミクロンとなって肝臓に運ばれます。カイロミクロンは必要な時に、肝臓から放出され、血液を介して全身に運ばれます。そして末梢組織に運ばれた脂肪は、脂肪細胞の中で“脂肪球”といわれる白い粒子、油滴の中に蓄えられています。


脂肪球の大きさ(直径)は0.1〜15ミクロン(1/1000mm)といわれており、脂肪の総量は、脂肪細胞の数と、1個1個の脂肪細胞の脂肪球の中の脂肪の量によって決まります。


脂肪細胞の数は、18歳の時、新生児の時のおよそ10倍にもなります。脂肪細胞の大きさも、誕生後から増大し、6歳のときには生まれた時の約3倍にも膨れ上がります。


人間の脂肪細胞の数は、成人で250〜300億個とも言われており、最近の研究では、成人になっても、800〜1000億個を上限に増え続けるといわれています。また、肥満者では400〜600億個にもなるといわれています。脂肪細胞の直径は,10μmから20μmまでさまざまであり、エネルギー過剰状態になると細胞の直径で20倍、容積で400倍、驚くべきことに米粒大・小豆大にまでなるといわれています。


脂肪細胞による肥満の分類


脂肪細胞の数が増える、いわゆる「過形成性肥満」は、脂肪細胞が増える時期は、胎児期(妊娠後期)と乳児期、思春期に集中しています。この時期にカロリー過多になると、一つ一つの脂肪細胞が脂肪を含有しきれずに、脂肪細胞の数が増加します。このタイプの肥満を「過形成性肥満」といい、幼児期から太っていた人に多い肥満型です。


また、脂肪細胞の数は変わらないが、一つ一つの細胞のサイズが大きい「肥大性肥満」、中年太りに代表される肥満で、脂肪細胞の数は増えないが、サイズが増大してしまった肥満型のことをいいます。脂肪細胞の数が多いわけではないので、きちんとした食生活、減量法に取り組めば、脂肪細胞内の中性脂肪の燃焼が進み、脂肪細胞のサイズは元に戻り、減量することができます。


但し、最近の研究では、「過形成性肥満」が幼児期ではなく、成人になってから脂肪細胞が増加する場合もあることが明らかになっています。しかし、その一方で、一度増えてしまった脂肪細胞は、その後、数が減ることはないとされていましたが、この説は否定されました。


脂肪の蓄積を減らせば、脂肪細胞の数も減り、大きさも小さくなり、
健康的な体型を取り戻すことは十分に可能なのです。

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2006年08月06日 16:04