脂肪って、いろいろな呼び方があるけれど・・・
人間の体内には4種類の脂肪が存在します。よく「中性脂肪」と「コレステロール」をごっちゃごちゃに考えがちですが、体内では全く別の役割をしているのです。また、内臓脂肪・皮下脂肪などとその他にもいろいろな呼び方で脂肪をいろいろと表現する場合があります。
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●脂肪=内臓脂肪ではない
人間の体内には基本的に以下の4種類の脂肪が存在します。
| 脂肪酸 | 生きていくために、また、活動するために 必要なエネルギーとして利用される |
| 中性脂肪 | トリグリセライドともいう。脂肪細胞の中に貯えられている。 必要に応じて脂肪酸になり、エネルギーとして使われる |
| コレステロール | 細胞膜の構成成分。ステロイドホルモンの材料、 胆汁酸の材料にもなる |
| リン脂質 | 細胞膜の構成成分。疎水性物質の親和性を保たせる |
コレステロールも中性脂肪も頭ごなしに悪者扱いされる場合が多いですよね。しかしながら、これらの脂肪は、私たちの体にとってはなくてはならない存在なのです。ただ、体に貯まりすぎると悪事を始めるだけなのです。
脂肪成分のそれぞれの役割の違いは、簡単にいうと脂肪酸はすぐに使えるエネルギー、中性脂肪は貯蔵用のエネルギー、一方、同じ脂肪でもコレステロールは私たちの体に約60兆個あると言われている細胞の壁の材料であると同時に、種々のホルモンや胆汁酸の材料にもなっているのです。コレステロールの約80%は肝臓で合成されます。
成人1人の体内に存在するコレステロールは、100〜150g(血液中には130〜250mg/dl)あるといわれています。また、コレステロールは目に見えない脂肪、中性脂肪は目に見える脂肪といわれます。体内に存在する脂肪の約90%は中性脂肪といわれています。
この4つの脂肪の種類のほかにも、別な呼び方や○○脂肪と呼ばれるものがいくつかあります。
【体脂肪】
体内に存在する脂肪の約90%が中性脂肪ですが、体脂肪とは体内のすべての脂肪のこと。「体脂肪計」で計測しているのは、このすべての脂肪です。男性25%以上、女性30%以上が肥満とされる場合もあります。
【内臓脂肪】
腹部の内臓のまわりや肝臓、そして腸をささえる腸間膜に蓄積した脂肪のこと。
【皮下脂肪】
体の中ではなく、お尻や太もも・二の腕などの体の回りの皮膚のすぐ下に蓄積した脂肪のこと。
【脂質】
脂質という言い方は、栄養学的に糖質(炭水化物)・たんぱく質と対比して使われる(すべて○○質)場合があります。さらに細かくいうと、脂質は単純脂質(脂肪など)、複合脂質(リン脂質、糖脂質)などに分類されますが、栄養学的には脂質=脂肪と解釈される場合が多いです。
【油脂】
現在では、ほとんど使われませんが油脂=脂質です。現在の「ライオン」という歯磨きのメーカーは、その昔「ライオン油脂」という社名でしたね。
【脂】
理屈をこねると「油」を漢字で書くと、「脂」?「油」?のどちらが正解でしょうか。どちらも正解です。「脂」動物性のものを指す時に使います。
【油】
「油」は植物性のものを指すときに使います。食用のサラダ油を思い出してください。
2006年08月06日 15:04


