内臓脂肪の正体

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  • 脂肪って、いろいろな呼び方があるけれど・・・

    人間の体内には4種類の脂肪が存在します。よく「中性脂肪」と「コレステロール」をごっちゃごちゃに考えがちですが、体内では全く別の役割をしているのです。また、内臓脂肪・皮下脂肪などとその他にもいろいろな呼び方で脂肪をいろいろと表現する場合があります。

  • 脂肪には大切な役割がある

    皮下脂肪や内臓脂肪はそのほとんどが中性脂肪ですが、増えすぎると問題を起こすだけなのであって、体にとっては、なくてはならない大切な働きをしています。「体温を保つ」、「内臓を守る」、「エネルギー源になる」など、人間は脂肪なしでは生きていくことも出来ないのです。

  • 肥満とは?〜脂肪細胞の肥大・増殖のメカニズム〜

    肥満とは、「脂肪細胞」が肥大する事といわれています。肥満とはいえないお相撲さんが証明しているように、肥満とは、単純に体重が重いことではありません。脂肪細胞が肥大すると、脂肪細胞から様々な悪事をするホルモンなどが分泌されることがわかっているので、肥満=メタボリックシンドロームのリスクが高まるということなのです。

  • 脂肪細胞は分裂して増加し、そして肥大化する

    余った中性脂肪が、最終的に体内に蓄積される場所を脂肪細胞と呼んでいます。人間の脂肪細胞の数は、成人で250〜300億個ともいわれており、成人になっても、800〜1000億個を上限に増え続けます。かつては、その増えてしまった脂肪細胞の数は一生減ることはないといわれていましたが、最近では脂肪の蓄積が減少すれば、脂肪細胞は分裂をやめ、細胞数も減少することが明らかになりました。

  • なぜ過剰な脂肪が蓄積されるのか?

    メタボリックシンドロームを引き起こす最大の要因は、内臓脂肪の蓄積であり、「インスリン抵抗性」という状態が私たちの体の中で、起こることだといわれています。あなたが、糖尿病=インスリンの障害というイメージをお持ちの通り、糖の代謝異常がインスリン抵抗性には、大きく関わっていて、内臓脂肪の蓄積を引き起こすことにつながっているのです。

  • 「インスリン抵抗性」と「高インスリン血症」とは

    私たちは、口から摂取した食べ物を、体内で分解や吸収をして、エネルギーを生み出しています。特に、食事中の炭水化物(ご飯やパン・めん類・砂糖など)は体内で分解されてブドウ糖になります。そして、エネルギーのもとになるのですが、このブドウ糖を血液中から、細胞の中へ取り込むときに必要なホルモンがインスリンなのです。

  • 脂肪細胞は「人体最大の内分泌器官」

    脂肪細胞は、単なる脂肪の貯蔵庫と考えられていましたが、最近の研究で、実は、様々な生理活性物質を分泌する、人体内で最大の内分泌臓器ではないかといわれるようになりました。その生理活性物質は、「アディポサイトカイン」と呼ばれ、メタボリックシンドロームの鍵を握る物質ではないかと注目されています。「アディポ」は脂肪、「サイト」は細胞、「カイン」は作動因子という意味の造語です。

  • 脂肪細胞は満腹信号ホルモン「レプチン」を出す?

    脂肪組織から分泌されるホルモンで「レプチン」というホルモンがあります。このホルモンは、食事を始めてから20〜30分後に分泌され始めます。血液中にレプチンが流れ出して、血中のレプチン濃度が上がると、脳に対して「お腹いっぱい」という満腹信号を発信します。そこで私達は「もうお腹いっぱい」となり、箸を置くのですが・・・