メタボリックの診断基準に補足?〜高尿酸血症〜
2005年4月に、内科関係の8医学会が合同の委員会を編成し、メタボリックシンドロームの診断基準が作成されました。メジャーと健康診断結果さえあれば、一般の人でも判定が可能になっています。但し、医学的には、補足したほうが良い検査項目があるようなので簡単にご案内いたします。ひょっとして、診断基準として今後、追加されていく可能性も高い検査項目です。
|
【スポンサードリンク】 |
【スポンサードリンク】 |
●内臓脂肪が蓄積すると尿酸の産生が亢進
【高尿酸血症とは?】
高尿酸血症は、血液中の尿酸値(血清尿酸値)が病的に高い状態が続くことをいいます。
この状態が長く続き、血中に溶けきれなくなった尿酸が関節や腎臓に結晶として蓄積し、炎症を起こすのがいわゆる「痛風」です。痛風の代表的な発作症状として突然、足の親指のつけ根の関節がひどく腫れて激して痛みを伴うことがよく知られています。
痛風・高尿酸血症の原因としては、体内で作られる尿酸の量が多すぎたり(産生過剰)、体の外へ排泄される量が少なくなり(排泄低下)、体内に尿酸が蓄積することによって起こります。血液中に溶ける尿酸値(血清尿酸値)の限界は7.0mg/dLといわれ、その値がそのまま高尿酸血症の診断値となっています。
「尿酸」は、主に細胞の分解、エネルギー源の代謝によってできる老廃物で、食物に含まれるプリン体からも合成されます。プリン体の極端に多い食べ物はあん肝(酒蒸し)、イサキの白子、牛焼肉レバーなどがよく知られています。(昔、「ぜいたく病」と呼ばれた所以です)
痛風・高尿酸血症の人は、肥満を合併することが多く、高血圧、高脂血症や糖尿病といった生活習慣病の合併が多いことがわかっています。
蓄積すると尿酸の産生が活発化することも知られています。
したがって、将来的にメタボリックシンドロームの診断基準項目に、「高尿酸血症」が追加になる可能性は高いといわれているのです。
【参考記事】
メタボリックシンドロームの診断基準
なぜ女性が腹囲の基準で5cm大きいの?
腹囲の正しい測り方
健康診断で腹囲の測定が40歳以上は必須に
厚労省、内臓脂肪の減少に向け、保健指導の見直し
2007年07月29日 10:35


