メタボリックドミノとは〜生活習慣病は順番に発症する〜

メタボリックシンドロームを構成する生活習慣病は、ひとつひとつの病気が発症する順番が重要になります。それぞれの病気が一度に起きるわけではないのです。肥満がもとで高血圧、脂質異常、さらに糖尿病が次々と、まるでドミノ倒しのように連鎖的に起こり、ついには脳卒中や心筋梗塞など取り返しのつかないことになってしまうのです。

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ひとつひとつの病気がまるでドミノ倒しのように


メタボリックの診断基準は「予防」を重視・・・だから止められる



メタボリックドミノ・・・慶応義塾大学医学部内科学の伊藤裕教授が提唱している概念です。メタボリックシンドロームは、人間の一生の中で、時間を経過しながら、まるでドミノ倒しのように発症していくのです。まさに、「メタボリックドミノ」という表現は的を射ていますね。


この「メタボリックドミノ」をひも解いていくと(下段に詳細)、最初に過食や運動不足などの生活習慣の乱れがあると、その乱れがドミノ倒しの駒を倒す引き金となっています。


そして肥満になり、インスリン抵抗性といった状態が生じ、食後高血糖、脂質異常症、高血圧が次々に起こり、メタボリックシンドロームになってしまうのです。


【メタボリックドミノ】

生活習慣の乱れ

  ▼

肥満

  ▼

インスリン抵抗性

  ▼

食後高血糖・高血圧・高脂血症

  ▼

脂肪肝

  ▼

インスリン分泌不全

  ▼

糖尿病・マクロアンギオパシー(太い血管障害)

  ▼

ミクロアンギオパシー(細い血管障害)

  ▼

三大合併症(腎症・網膜症・神経障害)・ASO(閉塞性動脈硬化症)
・脳血管障害・虚血性心疾患

  ▼

透析・失明・起立性低血圧・ED・下肢切断・脳卒中・痴呆・心不全


しかし、メタボリックシンドロームの診断基準は、「予防」を重視していて、軽症の検査数値を設定してあるので、早いうちに生活習慣を見直せば、十分に健康に戻れる可能性が高くなるというわけです。


「メタボリックドミノ」という概念から、あなたにお伝えしたいのは、「私は、もうこの辺りだから、気をつけなければ・・・」という意識を持ってもらいたいのです。前述の伊藤裕教授は、「思い切った持続できるカロリー摂取の低減」こそが、ドミノ倒しを、止めることが出来る唯一の生活習慣だと提言しています。


【参考記事】
メタボリックシンドロームとは?
心臓病の危険性は健康人の30倍以上?
メタボリックシンドロームの診断基準
危ない肥満
動脈硬化とは、血管が弾力性を失って硬くなり、狭くなる状態

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2008年01月06日 09:58