心臓病の危険性は健康人の30倍以上?
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満(腹部肥満)に加えて、高脂血症・高血圧・高血糖などの危険な要素(危険因子)を2項目以上合わせ持つ状態のことをいい、1項目あるとその予備軍とされています。危険因子の1つ1つに問題がなくても、相互に関係しあいながら、重なることで恐ろしい結末を招いていく・・・それがメタボリックシンドロームの怖さなのです。
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●高齢者を含まない調査で不気味な結果
厚生労働省が平成13年に行った、日本の企業労働者約12万人を対象にした調査があります。
狭心症や心筋梗塞などの発症リスクは、メタボリックシンドロームの危険因子を全く持たない人を1とすると、
1つ持っている人は約5倍
2つ持っている人は約10倍
3つ持っている人はなんと!約31倍
にもなったという結果が出てします。
この調査は、バリバリのビジネスパーソンを対象に実施したもので、60歳以上の高齢者含まれていないというから驚きです。しかも、意外なことにそれぞれの危険因子は、実に軽度であったことも報告されています。
1つ1つの危険因子が、本格的な治療を必要とするものでなければ、ほとんどの人は、気に留めないでしょう。30代40代にもなれば、血圧の一つも高くなって当たり前と思っている方も多いと思います。しかし、危険因子の1つ1つに問題がなくても、相互に関係しあいながら、重なることで恐ろしい結末を招いていく・・・それがメタボリックシンドロームの怖さなのです。
また少し古くなりますが、1995年に行われた「宿主要因と動脈硬化性疾患に関する研究」があります。この研究もまた、約12万人の勤労者を対象に、狭心症や心筋梗塞を起こした人と、そうでない人に分け、過去10年間の健診データをさかのぼって調べた調査です。
その調査によると、過去10年間、危険因子がなかった人の心臓病の発病率を1とすると、危険因子を
2つ持っている人では5.8倍
3つ以上持っている人では、なんと35.8倍!
にもなったといいます。(当時、この調査でいう危険因子は、肥満・高中性脂肪・高血糖・高血圧でした)
若干の数字のズレはありますが、いづれにしても危険因子のない人の30倍以上という、非常に高い危険性を持っていることには、変わらないようです。このような研究報告は、最近になって続々と報告されています。
2006年07月20日 19:02


