人間ドックで「異常なし」は8.4%

2010年、全国で人間ドックを受けた人のうち、検査値に異常がない「健常者」がたったの8.4%にとどまったとの分析結果を、日本人間ドック学会が発表しました。2009年より1.1%減り、過去最低を更新しました。同学会が全国集計を始めた1984年は29.8%でしたので、健常者の割合は年々減っているといえます。

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集計開始以来、過去最低


基準が厳しくなったと同時にストレスも起因か?



2010年に人間ドックを受けた人のうち307万人のデータを分析したところ、50%以上が、生活習慣の改善を求められる軽い異常値の人で、健常者を除いた残りは治療が必要な人だったといいます。


男性全体の健常者の割合は7.3%で、女性の10.2%よりも大幅に低かったといいます。女性のほうが長寿なのは、このことをとってもうなづけますね。


また、年代別では、39歳以下が17.7%、40歳代が9.9%、50歳代が5.6%、60歳以上が3.7%と、当然ですが、年齢が上がるにつれて、健常者の割合が減っていました。


地域別では、最低が九州・沖縄地方の5.7%、最高が中国・四国地方の13.3%でした。その他の地域では、北海道が7.6%、東北が9.0%、関東・甲信越が8.1%、東海・北陸が8.3%、近畿が7.8%で、健常者の割合が全国平均を下回りました。


また、異常がない受診者の割合を生活習慣病のリスクの高い6つの検査項目別に見ると、肥満72.3%、耐糖能異常79.7%、高血圧81.2%、高コレステロール72.7%、高中性脂肪86.2%、肝機能異常73.0%で、高中性脂肪を除く5項目で前年を下回りました。


メタボリックシンドロームに注目した特定健診(2008年開始)で腹囲測定が導入されるなど、基準が厳しくなったことが影響しているとみられていますが、景気低迷など社会や職場環境の悪化、ストレスの増加による生活習慣の乱れも深刻化していると考えた方が良いと思います。


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2011年08月28日 11:27