新しい「標準的な健診・保健指導プログラム」とは?
平成20年4月から、40歳以上の人が受ける新しい健康診断の検査項目と判定基準が改定になります。「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」に着目した健診及び保健指導が義務づけられます。例えば、これまで実施していなかった腹囲(へそ回り)の測定を必須など、いままでとはかなり指向が異なりますので、当初は戸惑うかもしれません。
|
【スポンサードリンク】 |
【スポンサードリンク】 |
●生活習慣病になる前の「水際作戦」
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の該当者、また予備群に対する保健指導を徹底するため、平成20年4月から40歳以上の被保険者・被扶養者を対象とする健診・保健指導の仕組みが大きく変わります。「保健指導の徹底」という表現に厚生労働省の意気込みを感じます。
●基本的考え方
今後の新たな健診においては、糖尿病などの生活習慣病、とりわけ内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の該当者・予備群を減少させるため、保健指導を必要とする者を的確に抽出するための健診項目とする。(厚生労働省)
・・・と表現されています。内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の該当者・予備群は、「的確に抽出」されてしまうのです。これは、いままでは生活習慣病対策を、一生懸命やってきた厚生労働省が、その前段階のメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策に、国の施策をシフトするという大胆な変更になったと思われます。
そして、今回の変更の背景には、平成12年に掲げた「健康日本21」(2000年〜2010年)が予定通りに進んでいないということが考えられます。健康日本21の期限はあと3年・・・なんとか当初掲げた目標数値に近づけたいという厚生労働省の思いが、健診にメスを入れ、掛け声だけではなく保健指導まで義務付け、介入するということになったのでないでしょうか。
健康日本21とは「成人の肥満者の減少」、「成人の1日あたりの平均食塩摂取量の減少」、「成人の1日あたりの野菜の平均摂取量の増加」、「朝食の欠食率の減少」、「日常生活における歩数の増加」など9項目、70にも及ぶ具体的な目標値をあげた政策、「21世紀における国民健康づくり運動」です。
このコーナーでは、新しい「標準的な健診・保健指導プログラム」について、大きな概要を中心に、かいつまんで、わかりやすくご案内していきたいと思います。
【参考記事】
厚労省、内臓脂肪の減少に向け、保健指導の見直し
2012年までにメタボリックシンドローム200万人減計画?
2007年03月19日 17:54


