新しい健診・保健指導
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厚労省、内臓脂肪の減少に向け、保健指導の見直し
厚生労働省は2006年8月18日、内臓脂肪症候群(メタボリック・シンドローム)の広がりを防ぐため、健康診断の時に実施される保健指導のあり方を見直す方針を発表しました。私は、健康診断の時に保健指導など受けた経験はないのですが、いきなり「見直し」といわれても・・・という印象なのですが・・・
2012年までにメタボリックシンドローム200万人減計画?
厚生労働省は、2008年度から実施される40歳〜74歳を対象とした生活習慣病の健康診断・保健指導で、2012年までの5年間で健康診断は受診率を70%に、また検査値が正常でなかった人への保健指導は45%が受けるとの目標値をかかげました。
新しい「標準的な健診・保健指導プログラム」とは?
平成20年4月から、40歳以上の人が受ける新しい健康診断の検査項目と判定基準が改定になります。「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」に着目した健診及び保健指導が義務づけられます。例えば、これまで実施していなかった腹囲(へそ回り)の測定を必須など、いままでとはかなり指向が異なりますので、当初は戸惑うかもしれません。
新しい健診・保健指導がメタボリックに注目する3つの理由
40歳以上の被保険者・被扶養者を対象とする健診・保健指導がなぜ、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に注目するのでしょうか。それは、メタボリックシンドロームが、いままで対策してきた生活習慣病になる前の前段階、兆候であることがわかってきたからです。ここでは、その3つの根拠についてご案内いたします。
新たな健診で検査項目はどう変わるのか?(全員必須)
今後の新たな健診においての基本的な考え方は、糖尿病などの生活習慣病、とりわけ内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の該当者・予備群を減少させるために、保健指導を必要とする人を的確に抽出するための健診項目になるようです。
新たな健診で検査項目はどう変わるのか?(医師判断部分)
今後の新たな健診においての基本的な考え方は、糖尿病などの生活習慣病、とりわけ内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の該当者・予備群を減少させるために、保健指導を必要とする人を的確に抽出するための健診項目になるようです。
保健指導対象者のあぶり出しと指導レベルの決定方法は?
内臓脂肪の蓄積により、心疾患等のリスク要因(高血圧、高血糖、脂質異常等)が増えていきます。また、逆にリスク要因が増加すればするほど、今度は心疾患等が発症しやすくなります。したがって、保健指導の対象者の選定は、「内臓脂肪蓄積の程度」と「リスク要因の数」によって決められてきます。
《ステップ1》腹囲とBMIで内臓脂肪蓄積のリスクを判定
まずは、いきなり「腹囲」と「BMI」でふるいにかけられることになります。また、「腹囲」と「BMI」でセーフであった人も、ステップ2以降で敗者復活?となる場合がありますので、気を抜くことができません。
《ステップ2》血液検査と事前質問により追加リスクをカウント
ステップ1で「腹囲」と「BMI」で3つ階層化が終わりました。次は、ステップ2として、「健診対象者の全員が受ける基本的な健診」の中の「検査結果」と「質問結果」により「追加リスク」をカウントします。ここでいう追加リスクとは、「減点ポイント」のようなもので、その数を1つ、2つと数えていくというわけです。
《ステップ3》ステップ1、2の結果で対象者をグループ分け
ステップ1で「腹囲」と「BMI」で3つの階層化をしました。次に、ステップ2として、「血液検査結果」と「質問結果」により「追加リスク(減点ポイント)」をカウントしました。そして、ステップ3として、いままでのステップ1と2の結果から、いよいよ保健指導のレベルを仮決定していくわけです。ここで、仮決定なのは、さらにステップ4で若干の補正が行われて、最終の決定となるからです。
《ステップ4》最後の質問表で保健指導判定が補正される
ステップ3として、いままでのステップ1と2の結果から、いよいよ保健指導のレベルを仮決定しました。そして最後に、ステップ4として最終質問を受けることにより若干の補正が行われることになります。
健診結果と質問項目で「保健指導」階層が最終決定
ステップ3のところまでで、客観的な「健診結果の保健指導レベル」は仮決定されましたね。さらに、ステップ4では、健診結果と生活習慣は密接に関係しているとの観点から、生活習慣についてのさらなる質問をすることで、追加的に(ダメ押し的に)保健指導のレベルを最終決定しました。さて、判定はいかに・・・
保健指導(動機づけ支援・積極的支援など)の具体的な内容
さて、あなたの保健指導の判定はいかがでしたか?保健指導の目的は、まず自分自身が健診結果を理解して、体の変化に気づき、自らの生活習慣を振り返ることです。そして、生活習慣を改善するための行動目標を設定し、実践していくことです。
保健指導で食生活や運動を指導する者として薬剤師が追加
2008年4月から始まる特定健診・保健指導で食生活や運動を指導する者として、看護師、栄養士などと並んで薬剤師も含まれることになりました。これは、日本薬剤師会が厚生労働省に、指導者として薬剤師を含めるよう要望を出していたことによるものです。
「着衣で測定」、「自己測定」職場だけでなく市町村も統一
厚生労働省は、2008年4月から始まる「特定健診・保健指導」で、企業が実施する職場健診での腹囲の測定について、「着衣のままの測定」と「会場での自己測定」を認めています。そして4月に入って、今度は市町村などの自治体が実施する健診も、同様にこの簡易な方法を認めることを決めました。
特定健診・保健指導の費用はいったい誰が負担するのか?
2008年4月から始まった「特定健診・保健指導」に関して、かかる費用はいったい誰が負担するのでしょうか?私も、制度の内容ばかりに目がいって、かかる費用に関しては、考えが及びませんでした。というのも、普通に考えれば、サラリーマンの場合(社会保険)なら、企業や受診者自身が負担するのが当然だと思っていましたので・・・
特定健診・保健指導をなぜ「無料」にしなくてはならない?
ここで疑問が生じます。なぜ、地方財政が苦しい中、あえて財政負担を覚悟してまで、特定健診・保健指導を受診者に対して無料にする必要があるのでしょうか?実は、今回の制度を運用にするにあたり、国は市町村に対して、なんとペナルティーを科しているのです。
本当に無料で運営できるのか?目標達成の見込みは?
メタボ健診は40〜74歳の5618万人(厚生労働省推計)が対象で、その46%(国民健康保険加入者2571万人)を抱える市町村国保の行方が成否の鍵を握っています。そんな状況の市町村で、特定健診・保健指導を無料にするための具体的な策はあるのでしょうか?また、無料だからといって、受診率は本当に上がるのでしょうか?
メタボ健診で「がん」や「腎臓病」が逆に増える?
市町村では、特定健診・保健指導を無料にするための経費削減策の一環として、がんなど他の検診への補助や人間ドック受診者への補助を削減する動きが出ているようです。医療費削減を狙った今回の制度が、本末転倒にならなければ良いのですが・・・
「健康な人」が初の増加 2007年人間ドック受診者結果
2007年に人間ドックを受診した人のうち、「異常なし」(=A判定)と「軽度異常だが現在心配がない」(=B判定)を合わせた、いわゆる「健康な人」の割合が11.8%となり、2006年の11.4%を上回りました。調査を始めた1984年は29.8%だったが、年々減少し、2006年には11.4%まで落ち込んでいた。
特定検診・保健指導制度開始以来初の健診レポート
2008年4月から始まった特定検診・保健指導制度。過日、私も健康診断を受けたのですが、私の会社の健康診断は毎年10月頃なので、制度開始後初の健康診断となったわけです。
保健指導判定値を超えると診察・治療の必要な「受診勧奨」
特定健診の結果が手元に届き、保健指導対象の判定値を超え、受診勧奨判定値をさらに超えた場合は、病院での診察・治療が必要となります。保健指導対象者のあぶり出しと並行して、この受診勧告は行われるようです。
人間ドックで「異常なし」が1割に満たずに過去最低
2008年に人間ドックで異常なしと判定された人は約1割で、過去最低となったことが、日本人間ドック学会の調べでわかりました。異常なしと判定された人の割合は、年々減少していましたが、2007年の調査ではわずかに上昇して、下げ止まりが期待されていましたが、残念なことに再び減少してしまったということです。
特定健診に効果あり?1年で平均体重が1.7kg減
2008年から始まった40〜74歳への特定健診で、食事や運動などの指導を受けた人は、1年間で体重が平均で1.7kgも減っていたことが全国規模の38万人の調査(*)で初めて明らかになりました。
特定健診の初年度受診率はなんと38%!目標の約半分?
2008年度から始まった特定健診・保健指導(いわゆるメタボ健診)の初年度の受診率は38.3%にとどまることが厚生労働省のまとめでわかりました。厚生労働省が2012年度までの目標として掲げる受診率、大企業の健康保険組合で80%、中小企業の従業員らが加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)で70%、そして保健指導実施率45%を大きく下回りました。
2009年度も4人に1人がメタボリック(予備軍含む)
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を調べる特定健診(いわゆるメタボ健診)の結果、2009年度は14.7%の人が該当したことが、厚生労働省の速報集計で明らかになりました。
人間ドックで「異常なし」は8.4%
2010年、全国で人間ドックを受けた人のうち、検査値に異常がない「健常者」がたったの8.4%にとどまったとの分析結果を、日本人間ドック学会が発表しました。2009年より1.1%減り、過去最低を更新しました。同学会が全国集計を始めた1984年は29.8%でしたので、健常者の割合は年々減っているといえます。


